読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

はむけつだより

食と旅について

【台湾/台北】想像の斜め上をゆく「金国際ホテル」の真髄…とにかく安くて便利、古いのに清潔感あり

f:id:hamupocket:20160508220527j:plain

 

初めての台湾上陸、2泊3日の1泊目にはMRT西門から徒歩約7分の「金国際ホテル(King National Hotel、キングナショナルホテル、現地表記:金国際旅館)」に宿泊しました。1泊素泊まり大人1,750TWD程度で西門のど真ん中に泊まれるんだから、もうなんの文句をつければいいのか、といったところ。料金やホテルの特徴、失敗しないためのホテル選びに必要な情報をお伝えします。

 

まず、金国際ホテルは確かにめっちゃ古いし、キャバレーと同じビルだし、つっこみどころは多いけど、家族やカップルではない限り問題なく泊まれるありがたい宿です!

西門から徒歩約7分、ありがたすぎる立地

バニラ・エアで台湾桃園空港からバス、新幹線、MRTを乗り継いで西門まで来た私にとって、もうとにかくその日は「早く布団で眠らせてくれ」といった気持ち。MRT西門の出口1番を抜けると、そこは完全に交通量のはんぱないアジアの街並みが広がっており、異国情緒を感じる間もなくホームシックマックス。涙

 

f:id:hamupocket:20160508223522j:plain

 

地上で出てすぐの地図を見、白い建物が印象的なヘアサロンに向かって左の道がホテルへの進路です。のち、アーケード内を進み、「金国際旅館」の文字を探します。迷いそうな道並みですが、繁華街のど真ん中に位置するため、案外すんなりとたどり着けます。

1階はキャバレー!お姉ちゃんたちの写真がお出迎え

「金国際ホテル」の文字を見つけたとき思ったこと、それは「やべぇ宿を取っちまった」。海外旅行経験がないのに、調子に乗って楽天で予約を入れた身を呪いました。素直にオークラとかオークラとかオークラとか、台北の高級宿にすればよかったのか?

 

予約サイトで見た写真と実物が異なるなんて、国内旅行でも往々にしてありうることです。ですが、金国際旅館を見た時のこの、想像と違った絶望感は他のかたも体験しているようです。笑

 

ameblo.jp

 

フロントへ向かう階段沿いに、キャバレーのお姉ちゃんたちのお写真がズラリと並んでおり、一瞬「ラブホとしても使われているんではないだろうか」と、ヒヤッとしました。

 

不安を打ち消す日本人スタッフの存在

しかしその不安もなんのその、自動扉を開ければそこには静寂と、どこか日本の片田舎のプチ旅荘を彷彿とされるようなノスタルジアが漂っていました。

 

おそらく家族経営の宿なのでしょう、入り口に足を踏み入れてすぐ左のソファにはちんまりとおばあちゃんが座っており、なごやかに客人を迎え入れてくれました。フロントには日本人と思わしき女性がおり、ホッと一安心。若旦那のお嫁さんかな? 日本語でチェックインができる環境に安堵する私は完全に異邦人でございます。ジャパニーズマンin台北

 

楽天やフォートラベルを読む限り、日本語対応のできるスタッフは昼間から夕方にのみ出現するようす。朝方のチェックアウト時や、深夜にホテルに帰ってきた際には台湾人スタッフが対応しています。不安な場合は、昼間から夕方に一度、チェックインだけでも済ませておくと良いですね。

 

驚きなのはおじいちゃん!金国際旅館の仙人

チェックイン後は、お部屋の鍵をもらって自分でお部屋まで歩いてゆきます。私が予約をしていたのは「スタンダード ダブルルーム 部屋の広さ 10-15㎡」でしたが、当日は空きがあったということで、「ビジネス ダブルルーム 部屋の広さ 16㎡以上」に無料グレードアップしてもらえました。帰国後にわかったことですが、客室は2階から4階まであるようで、4階はキャバレーのカラオケが響き、24時まではなかなか落ち着かないそうです。でも、一番安い客室ですからね。25時には静かでしょうから、夜市で遊んで帰ってくる予定を立てているなら、おおめに見れそうです。

 

さて、ここでお部屋案内時のお話を。基本は自分で客室に向かいますが、私のときはフロントにいたおばあちゃんの旦那さんと思わしきおじいちゃんがずずいっと客室に入ってきました。不審者が入ってきた!!とプチパニックになりましたが、「ここ、これ。電気、ここ。あと、ここ。」と、部屋の電気をすべて説明してくださり、「あっ、ホテルのおじいちゃんなのか!」と納得。おそらく、こういったこともあると思いますが、身長150cm、丸メガネで白髪のおじいちゃまがいたら、ホテルの方なので間違っても大声など出さぬよう。ただし異国ですから、そのような危機感は常に身につけておきたいですね。

 

古い!!でも、清潔。お布団もクリーン

そりゃ、古い施設です。バスタブも広いですが、お湯をひねればおそらくサビのせいでしょうか、黄色い水が出てきますし、木のデスクやナイトテーブルには傷もあります。ただ、どこも綺麗に掃除されており、お布団もカビくさくなく、ふかふかで心地良いです。国内の古いホテルにありがちな雑巾臭のするエアコンもありませんし、部屋履きの健康サンダルにもホコリはなく(素足で履くのは抵抗があれど)、清潔な客室でした。おそらく、清掃係の方が一生懸命お掃除しているのでしょうね。水垢だって目立ちませんでしたし、化粧台の鏡も、洗面所の鏡も、ピカピカでした。

 

f:id:hamupocket:20160508224916j:plain

 

アメニティーはシャンプー、くし、髭剃り、石鹸、シャワーキャップ完備。簡単なボディタオル?もあります。バスマットも、フェイスタオルもバスタオルもふかふかです。コンディショナーとボディソープはありません。寝間着もないので、持参しましょう。エアコンは館内全体の一括調整で、客室ではいじれません。ファンの向きを変えれば、ある程度の風量調節はできます。

一番の驚愕はドアの薄さ 多分、蹴破れる。

設備のうち、多くのクチコミで指摘されているのは客室ドアの薄さ。ベニヤ板10枚程度の厚さで、ちょっと押したり、思い切ってぶつかれば確実にぶっ壊れそうな心もとなさです。さらに、ドアと床には約1cmほどの隙間があります。夏はここから虫が入ってくるそうで、とにかくきれいなホテルに泊まりたい方には苦痛でしょう。

 

ドアの鍵も、ボタンを押し込んでから扉を閉めれば鍵のかかる旧式のもので、安全面には不安がつのるでしょう。実際、私が泊まった日も夜の2時ころに中国人?と思わしき女性が大声で騒ぎ始め、間違ってドアをぶち壊されるのではないかとヒヤヒヤしました…。こういったトラブルで雰囲気の悪くなるようなカップルや、短期なお父さんのいる家族は金国際旅館を選んではいけません。

 

結論:都会の真ん中でこの価格、文句言えないでしょう!

日本の原宿、と言われる西門です。その西門の真ん中に、1人4,000円程度で宿泊できるんですから、贅沢をいう方が間違っています。相場は1人、9,000円程度ですからね。テレビだって大きいし、お湯だってきちんと出るんです。冷蔵庫の中には、冷えたペットボトル水のサービスもあります。チェックアウトは翌12時でのんびりできますし、ふかふかの枕も、軽くてあったかな布団もあります。高級ホテルじゃなくても、とにかく安い宿でも、十分に楽しめる方なら壁の薄いスリルも旅の思い出にできるでしょう。